稲敷地方広域市町村圏事務組合の沿革
稲敷地方広域市町村圏事務組合の沿革
昭和47年8月15日、1市3町5村(龍ケ崎市、牛久町[現・牛久市]、江戸崎町、東町、新利根村、桜川村[以上4町村で現・稲敷市]、利根町、河内村[現・河内町]、美浦村)から構成される広域市町村圏が設定され、昭和48年12月17日に稲敷地方広域市町村圏事務組合が設立されました。
広域市町村圏とは、圏域住民の日常生活圏の拡大に伴う広域行政の必要性、事務の能率的かつ効率的処理の必要性から、市町村が共同して事務事業を処理することで効果的に広域行政を推進し、増大する行政需要の要請に応えていくために設定された圏域です。
こうした趣旨を踏まえ、これまで稲敷地方広域市町村圏事務組合では、消防・水防・青年の家・養護老人ホーム・市町村職員共同研修等の事業を行ってまいりました。
しかしながら、長引く経済の低迷による国や地方財政の慢性的な財源不足、加えて急速な少子高齢化の進展と当広域圏を取り巻く経済・社会環境の変化に伴い、組合が運営してきた、青年の家(平成19年3月31日廃止)及び養護老人ホーム(平成29年4月1日民間移管)事業については、廃止等を行ったところであります。
なお、消防にあっては、消防力の強化及び消防体制の基盤強化を図るため、阿見町との消防等の広域化が進められ、平成27年4月1日、3市3町1村(龍ケ崎市・牛久市・稲敷市・阿見町・利根町・河内町・美浦村)から構成される、新稲敷地方広域市町村圏事務組合を発足いたしました。
このように、組合においては時代に即し事業の見直しを行ってまいりましたが、引き続き広域市町村圏事務組合としての役割を認識し、市町村境界の枠に捉われず、共同で行うことが能率的かつ効果的となる事業については、関係市町村間相互の連絡・調整を図りながら協力し、補完しあいながら圏域住民の安全で安心できる生活圏づくりを目指してまいりたいと思います。