稲敷広域消防本部

PA連携

「PA連携」とは、消防車(Pumper)と救急車(Ambulance)が連携して救急活動を行うこと言います。
「救急車を呼んだのに、消防車まで来た!」とビックリされる場合もあるかも知れませんが、救急隊と消防隊が連携して活動します。
消防車にはAEDや応急処置器材を積載しかつ、消防隊員も救急隊員と同じ資格を持った隊員が乗っていますのでご安心ください。

消防車がPA連携で出動する場合は・・・

・ 傷病者が重症であり、救急隊員(3名)のみでは迅速に対応できないとき。
・ 3階以上に傷病者がいて、搬送が困難なとき。
・ 交通量の激しい場所等で傷病者や救急隊員の安全を確保する必要があるとき。
・ 近くの救急車が出動中で、救急車の到着が遅れると判断されるとき。
・ レスキュー隊の活動を伴うとき。
・ ドクターヘリや防災ヘリを運用するとき。
・ その他救急隊の活動を支援する必要があると判断した場合

消防車のサイレンは区別できます。

火災の場合には・・・
サイレン音『ウ~ウ~』+鐘の音『カンカン』
火災以外の場合は・・・
サイレン音『ウ~ウ~』

稲敷地区応急手当ボランティア

稲敷地区応急手当ボランティアとは?

 稲敷広域消防本部が「応急手当普及員」又は「応急手当指導員」として認定した民間の方で構成され、消防署が行う応急手当講習会などで指導を行います。

 平成17年から活動を始め、現在30名の会員が活動しています。

活動内容

  1. 普通救命講習会等で、消防職員と一緒に指導を行います。

  2. 職場や自治会などで、普通救命講習会を主催し普及啓発活動を行います。

指導の様子

ボランティアブラッシュアップ講習の様子

AEDを装着している様子

胸骨圧迫を指導している様子

 

応急手当普及員、応急手当指導員とは、AEDの取り扱いと心肺蘇生法の指導者として消防長から認定された方です。(救命講習の指導要領を学ぶ3日~5日間の講習を修了)

救急車へタブレット端末を配備

 これまで、「茨城県救急医療情報システム」で発信される医療機関受入情報(応需情報)がリアルタイムでないことなどから、現場救急隊サイドでは必ずしも有効に活用されなかった。
 
 平成23年9月末、これらを改善した新システムが運用開始され、医療機関がタッチパネル端末から「応需情報」を随時入力するほか、救急隊も「問い合わせ情報」や「搬送実績」を逐次登録することにより、双方が発信した情報がリアルタイムで通信指令課のPC端末ほか、救急隊の携帯電話でも閲覧可能となり、医療機関と救急隊が情報を共有した上で、医療機関選定と搬送が行われることとなった。
 これにより「応需情報の閲覧」「搬送実績登録」をタブレット型情報端末、行いながら並行して携帯電話により医療機関への収容連絡が可能となり、同時運用による所要時間の短縮並びに、関係者に配慮した活動が可能となった。

 今後は、東日本大震災時に有効とされたTwitterやSkype等を利用した、大規模災害時における通信体制の強化を図るほか、豊富なアプリを活用した情報の共有化等も併せて進めており、ICT化により迅速で的確な現場活動を推進している。

救急救命士の行う処置範囲が拡がりました

 平成26年1月31日、厚生労働省から「救急救命士法施行規則の一部を改正する省令」等が交付され、平成26年4月1日から施行されました。これにより、救急救命士の行う救命処置の範囲が次のとおり拡大いたします。
 1,血糖測定と、低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与
 2,心肺機能停止前の重度傷病者に対する静脈路確保(静脈に針を刺し入れ血管内へ点滴や薬剤を投与する経路)及び、輸液(点滴)
 

<運用開始>

 稲敷広域消防本部では、平成26年12月1日から運用を開始しています。
 拡大2処置を実施することができる救急救命士は、特別な講習を受講することが義務付けられており、当本部では、救急救命九州研修所で2名が受講しています。この講習は、平成27年度には茨城県でも開始される予定で、順次有資格者を養成してまいります。
 

<処置内容>

(1)血糖測定と、低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与

【血糖値測定(イメージです)】



 ア 処置の内容
 意識状態が悪くなってしまった傷病者に対して血糖値の測定を行います。低血糖が確認された場合には、医師から電話等で指示を受け、ブドウ糖溶液を点滴から投与します。
 イ 対象者
 Ⅰ.血糖値の測定
 意識障害(自発的な覚醒がない)があり、血糖測定を行うことで意識障害の鑑別や搬送先医療機関選定に有効であると判断される場合
 Ⅱ.ブドウ糖溶液の投与         
 15歳以上(推定含む)であり血糖値が50mg/dl未満の場合
(2)心肺機能停止前の静脈路確保と輸液(点滴投与)
 ア 処置の内容
 心停止の危険性があるショック状態の傷病者や、身体が重い物に長時間挟まれ血液のめぐりが悪くなっている傷病者(クラッシュ症候群疑い)に医師から電話等で指示を受け、点滴を行います。
 イ 対象者
 15歳以上(推定含む)であり増悪するショック症状や、クラッシュ症候群が疑われる場合(心原性ショックが強く疑われる場合は除く)
 
※一般の皆さんには難しい言葉が続きましたね。稲敷広域消防本部では、拡大2処置の有資格者の養成を積極的に行ってまいります。また、この処置を行う上で必要不可欠な静脈路確保は、ショック状態等の傷病者には非常に難しい手技となっておりますので、繰返し訓練を実施してまいります。
  

  稲敷広域消防本部 救急課
  〒301-0837 龍ケ崎市3571番地の1
  電話 0297-64-3846(救急課)